MIAは国際平和に寄与する開かれたまちづくりを目的として、市民レベルの国際交流・協力の推進、在住外国人支援を行なっています。

2011年秋号
人のつながりが一番の成果 本所防災館へ

武蔵境イルミネーション

むさしの国際交流まつり2011

人のつながりが一番の成果 本所防災館へ  2011.10.29

 外国人のための防災委員会は、MIAの各グループで活動している人たちが集まり、普段の交流経験を生かした在住外国人への防災啓発活動を行っています。平成21年度は立川防災館、22年度は武蔵野市役所防災センターを訪れましたが、今年は墨田区にある本所防災館へ行きました。外国人は中国(香港・台湾を含む)7名、韓国2名、ベトナム、タイ各1名の11名、日本人会員6名と職員1名合計18名が電車を乗り継ぎ錦糸町へと向かいました。東日本大震災を経験した人も震災後に来日した人もいましたが、災害時の助け合いを描いた防災シアターや震度7の地震体験、地盤の液状化模型は、「いつか起きること」から「実際起きたこと」になった今、全員が真剣に臨み、改めて気持ちが引き締まりました。また本所防災館は、都内で唯一暴風雨体験ができる施設です。レインコートと長靴を身につけ、秒速30メートルの風と激しい雨を体験しました。行き帰りの電車、そして昼食のタイレストランでは会話が弾み、個人的なつながりを強めることができました。11月20日(日)に開催される「むさしの国際交流まつり」で、研修の写真も展示しますので、どうぞ「防災コーナー」(11:00~17:00)にお立ち寄りください。


火事だ!日本語で叫びました!



暴風雨体験中

 

武蔵境イルミネーション2011にて多国籍料理屋台を出店しました! 2011.11.26

 好天に恵まれた2011年11月26日(土)に境南ふれあい広場公園にて、「武蔵境イルミネーション2011」が開催されました。このイベントは同日夜のイルミネーション点灯式に併せて開催されるもの。「日本の元気は地元の元気から。武蔵境から元気を発信!」武蔵境の各商店会の有志メンバーが中心となって地域活性化の一環で企画・運営されました。MIAは、4ヶ国出身者の外国人会員の協力を得て多国籍料理屋台の運営を行いました。いまはやりの韓国料理、手作りでおいしいアメリカのスイーツ&家庭料理、アイスパフォーマンスで子どもたちに大人気のトルコアイス、親しみやすい味で人気のシンガポール料理と、今回も多種多様な料理を出す屋台が並びました。「いろいろな国のめずらしい料理が食べられ面白く、イベントに来るのを楽しみにしています。」と屋台に立ち寄られた地域の方からも好評でした。点灯式後の、MIC(漫才インターナショナルクラブ)の協力による「国際交流漫才ステージ」もユニークでとても面白く、イベントをさらに盛り上げてくれました。


多種多様な料理で終日にぎわう屋台


観客の笑いが絶えなかった漫才の
パフォーマンス

むさしの国際交流まつり2011  2011.11.20 MIAボランティアニュースより転載

 今年で17回目となる「むさしの国際交流まつり2011」が11月20日(日)、スイングビルで開かれた。「多文化ホール」(2F)「リアル!MIA体験」(9F)「多文化体験ミュージアム」(10F)「多文化カフェ/あなたのまちの国際交流・協力」(11F)の各会場で、出し物、ワークショップ、展示、軽食販売などが行なわれ、多くの来場者で賑わった。

 


■ 2階 多文化ホール みんなで楽しんだ多彩なイベント
 午前中はアフリカンビート&ミュージックが催された。ジェンベの力強い響きに観客は一気に引き込まれた。「音楽は音楽。いつも譜面があるとは限らない」とモフランさん。安慈恵(あんじぇ)羅(ら)さんも加わりトーキングドラムやピアノを交えた多彩な音が会場に響いた。ユーモラスなトークに会場もすっかり打ち解け、最後はみんなで踊った。会場が一体となり、舞台でフロアーで汗だくになりながら熱気あふれる踊りとなった。
外国人のど自慢には6組が出場し、それぞれが好きな歌を熱唱した。優勝は「津軽海峡冬景色」を歌ったシンガポール出身の留学生ル・チャンミャオさん。準優勝は、東北にボランティアに行ったアメリカ出身のリーチさん、ジョアンさん、ミケルさんのトリオ。東北のためにアメリカでも有名な「上を向いて歩こう」を日本語で歌った。この後9Fでの東北支援報告会で東北ボランティアの体験も報告した。
今年で4年目となる、外国人と日本人コンビによる漫才、お笑い/MIC(漫才インターナショナルクラブ)には、3組が登場。素人とは思えない息の合ったやりとりに、会場は爆笑の渦。
 イベントの最後は、民族衣裳ファッション・ショー。スリランカ、アフガニスタン、中国(朝鮮族)、インドネシア、ベトナム、インド、シンガポール、ペルーの8ヵ国の民族衣装が揃った。それぞれの国の気候や風習から生まれたのであろう、カラフルで晴れやかな個性あふれる衣装。それこそ「みんなちがってみんないい」。
 他にもインドネシア舞踊体験ゲームコーナーも催された。来場者とスタッフで楽しみ、盛り上がり、いろいろな国の人や文化に触れた一日だった。(前川)

 この盛りだくさんのイベントを企画・運営したのはDIB (Difference is Beautiful:多文化ステージを創りあげるために集まったボランティアグループ)。今年もこのまつりのために年齢も出身国も多様なメンバーが集まった。まつり間際には夜遅くまで準備をし、当日は長時間舞台や会場を仕切った。 「いろいろな幅広い経験ができた」「楽しんだ、また参加したい」とのメンバーの感想。

 


■ 9階 リアル! MIA体験  人が行き交う多文化交差点
 会議室では、「お試し! ヒョン・ヘソンさんの韓国語会話体験教室」や「外国人のための無料法律相談会」「世界を知ろう! 世界の人とふれあおう!」、「東北支援報告会」など、普段のMIAの活動を知ったり、体験したりできるイベントが盛りだくさん。ラウンジでも、日本語コース参加者による「いろいろな文字体験」や「防災コーナー」での非常食の試食や防災委員会だよりの配布など、オープンなスペースで所狭しと来場者やMIAボランティアらが行き交い、会話を交わし、楽しげに交流していた。

9階・まつりダイジェスト
◆「いろいろな文字体験」大盛況! 日本語コース参加者が、自分の言語 を書いたカードを来場者の方に渡していました。カードをもらった来場者の方々は嬉しそうでした♪
◆ちょこっと韓国語! 午前中に会議室で行われた韓国語会話体験教室。 会議室は満席。講師をぐるりと取り囲んで、皆さん熱心でした!
◆世界を“2倍”知ろう!? チェコ出身の揚岩ベロニカさんとインドネシア出身のアフマド・ヒスブラーさん、お二人を招いての「世界を知ろう! 世界の人とふれあおう!」 それぞれの国のいろいろなお話で盛り上がりました!

「東北支援報告会」                MIAその後…(まつり編)
 まつりも終盤に近づいた午後3時45分から1時間15分、日本語コース参加者や外国人ボランティアなど、MIAで活動する人たち6名が、3月の東日本大震災に関わる活動を報告した。
アメリカンスクールのボランティアで支援に参加したジョアンさん、ピースボートのメンバーと一緒にボランティアをしたリーチさんは、へどろのかき出しなどの作業をしたこと、その土地の様子などと共に、肌で実感したことを話した。
 保育ボランティアのアニーさんは、NPOの仲間と、夏に1週間、福島の子どもとその家族を千葉の館山に招いてサマーキャンプを実施。専門家によるセラピーやアーティストによるワークショップなどを行った。滞在期間中に、子どもたちの顔がだんだん明るくなったことが心に残ったという。
 中国帰国者で水墨画の先生をしている松川さんは、中国帰国者が被災して困っているということを聞きつけ、仲間と共に仙台に行った。松川さんが色紙に描いた絵はとても喜ばれたそうだ。(当日は、松川さんの文章を野崎さんが代読した。)
 語学ボランティアのジーバさんは、5月に家族や友人と、宮城県名取市の避難所に支援物資を持って訪れた。その時につながりができた人から必要なものを聞き、仮設住宅への入居が始まった6月以降も毎月訪れている。
 MIAボランティア有志を代表して報告してくれたのはアメリアさん。陸前高田市の日本語教室を支援し、必要な物資を持ち寄って送った。フィリピン人の被災者が多いと聞きフィリピンの食材を入れたり、日用品の手描きカードを送ったりするなど、相手の立場に立った細やかな心配りが受け取る側の人たちにも伝わり、とても喜ばれたようだ。
◆◆◆
 会場からは、「日本人として、感謝の一言(ひとこと)」「自分が外国へ行って同じ状況になったらこれだけのことができるかどうか」「一(いっ)時(とき)だけではなく、長い付き合いをしていければと思った」などの感想が聞かれた。仲間とつながりながら、自分のできる支援活動を自然体でしている報告者たちは、とても魅力的だった。普段の活動で築いた人とのつながりの大切さが改めて感じられた報告会だった。 (相場)


「いろいろな文字体験」で歓談

 

 


 10階フロアの隅にメッセージを書くスペースが設けられた。他のフロアへは、担当ボランティアが出向いてメッセージを集めてきた。今年は被災地へのメッセージなど、心温まるさまざまな言葉が集まった。ある少年はメッセージ☆アースの大ファンで何回も書きに来てくれていた。


■ 10階 多文化体験ミュージアム アートをもっと身近に!
 
MIAの外国人講師が体験教室を開催。参加者は200円のチケットで3つの体験ができた。今年は前半・後半それぞれ3教室ずつ行われたので、10階フロアをゆったりと活用でき、たくさんの参加者が体験できたようだ。参加者はもとより外国人講師が嬉しそうに教える姿が印象的だった。

中国茶道
 チャイナドレス姿の唐姉妹はときおり参加者からの質問を受けながら優雅なお点(て)前(まえ)を披露。参加者はお菓子と共にお茶を一煎目、二煎目…と出される毎に香りと味を楽しみながらくつろいだ様子だった。
墨絵
 「墨は字を書くだけ でなく、こんなことも できるなんて」と親子 での参加者。目の前の 培霊(バイレイ)さんによる筆使い をじっと見つめていざ自分の作品に挑戦。自分なりの出来上がりに満足そうだった。
ポストカード作り
 壁に飾られたリタさんのろうけつ染めを眺めながら、参加者は蝋(ろう)と絵の具を使って黙々とポストカード作りに熱中していた。
篆刻(てんこく)
 彫刻刀を使って1センチ四方の石に名前を彫る。石は硬いから彫刻刀の持ち方には要注意だ。参加者同士お互いコツを教えあって彫っていく。出来上がると張さんから「是非、年賀状に使ってください」と言われ、参加者は嬉しそうに持ち帰っていった。
クラフト
 子どもたちは各自好きな色のテープと発泡スチロール製の板(裏にマグネット付き)を使い、オリジナルのミニサーフボードを工作。それを後ろから親たちが覗く。出来上がると友達と見せ合って、「家に帰ったらどこかに付けて飾るんだ」と少年。
ソープカービング
 白い石鹸にナイフや彫刻刀で彫り上げていくときれいな菊の花が出来上がり。オスカルさんは、この日のために試作品を何度も作ったそう。参加者は子どもよりも大人の方が より熱心で物珍し そうな様子だった。 (渡邊)


参加者とお茶を楽しむ唐姉妹


参加者に墨絵を教える培霊さん

 


子どもに手取り足取り石鹸の彫り方を教えるオスカルさん(右手前)


■11階 『多文化カフェ』 と 「あなたのまちの国際交流・協力」
                ~ 大人も子どもも 食べて・学んで・体験して ~

 パーティションで仕切られたA会場・B会場には今年はどちらにもイートインコーナーが設置され、終日来場者で席がいっぱいでした!
◆A会場 『多文化カフェ』
 
☆多文化カフェ・・・7店のブースが会場の窓際に  並び、各国の手作りおやつからプロの手によるケーキまで、それぞれおいしそうに飾られていた。値段も100~300円、どれにしようかと迷うくらい。
イートインコーナーでは、親子連れや友人同士が、お菓子を囲みながら、にこやかに話し合う風景がみられた。お味はいかが?
☆Eco ステーション ・・・ 会場で出たごみや容器は、パーティションの前に設置されたエコステーションまで持っていき、それぞれのボックスに分別して入れる。例年協力いただくクリーンむさしのを推進する会のボランティアの方々が一日手伝った。

 

◆B会場 「あなたのまちの国際交流・協力」
 近隣のNGO団体と、MIA自主事業グループのFMラジオ番組運営委員会・情報紙編集委員会の15ブースで構成。今年のB会場には、「スペース11・体験コーナー」が設置された。参加団体数と会場のスペースを考え、何とか窓際の一角にこのコーナーが取れたのだ。このコーナーを使用してワークショップをしたい団体が時間割を作り、利用した。周りに衝立などなくオープン型式だったため、声がうまく届かなかったりしたが、昨年のように各ブース前で実施するよりは、体験参加する方々にとっても実施する側にとっても良かったのではないだろうか。
 また、イートインコーナーとして、3つの“しま”(写真参照)が設置され、それを取り囲むかたちで15団体のブースが並んだが、B会場「まつり」実行委員が知恵を絞って考えたのが、イートインコーナーのテーブルを利用すること。各“しま”のテーブルに、A3用紙 縦1/4面に、各団体名・写真・活動内容を書いた三面体5本を作り、置く。さらにA5版サイズで、各団体の名前や活動状況の写真を置く、というもの。すべて、どうしたら来場者に参加団体を知ってもらえるか、という考えからだ。
ちょっとした軽食と飲み物を買って座ったお客さんで、“しま”は賑わっていた。  (和山


 



copyright(C)2004 Musashino International Association  All rights reserved.