多文化にふれよう

03.シリーズ世界を知ろう!世界の人とふれあおう!ドイツ編

アンドレアス・ジモンゼンさん(ドイツ出身、MIA外国人会員)

グーテン・タ―ク(こんにちは)。ドイツのハンブルク出身のジモンゼンです。
日本に住んで27年になります。
子どもの頃かわいがってもらった祖母から話を聞いて、
日本の文化、日本人の考え方について興味を持つようになりました。
ドイツの大学卒業後、より深く日本を知りたいと思い、来日しました。

14歳から柔道をはじめ、空手や弓道など、
日本の武道全般にチャレンジしました。
その後、形意拳という中国武術に出会い、
立禅と共に生きがいになっています。

現在、語学講師の仕事をしながら、
地域で、言葉を通じた交流・相互理解・助け合える場づくりの活動をしています。
ドイツの自然、食文化、好きなところについて紹介します。

学ぼう!

私のふるさと

ハンブルクはドイツの北部に位置し、
エルベ川の河口から約100キロメートルほど入った港町で、
ドイツで最大のコンテナ港です。
日本の横浜港と姉妹港でもあります。
私は海の近くにある横浜の雰囲気がハンブルクと似ていて、
とても好きで、よく行きます。

私が育ったのはドイツ人が一般的に住む集合住宅がある郊外で、
家には本がいっぱいありました。
家の周囲には自然がたくさんあり、緑に親しみながら育ちました。

ドイツ人の身近な自然

都市の緑には、街路樹や公園の他に、
線路沿いなどに木イチゴやブラックベリ―もたくさん見られます。
自由に収穫する事ができ、
子どもの頃、両親と木イチゴ狩りに行きました。
森にはブルーベリーがあり、ミルクと砂糖で食べました。

ニワトコの木の実のスープはよく飲みます。
5月にはライラックの花が美しいです。

おすすめの場所

エリカは花の名前で、ドイツではハイデとも言います。
ハンブルクを起点とするエリカ街道は、北のロマンチック街道とも呼ばれています。

このエリカ街道にある「リューネブルガー・ハイデ」は、
自然保護地区に指定されており、車の乗り入れが禁止され、
徒歩で散策したり、馬車で移動したりします。
この地域で昔から盛んなものは、羊の飼育と養蜂です。
放牧される羊は、小さな木の芽も食べてくれるので、ハイデの景観を守っています。

私のお気に入り column

ハンブルクの魚料理

ドイツといえば、ソーセージ、
じゃがいもの料理がよく知られ、
魚料理のイメージはあまりないかもしれません。

ハンブルクには、大きなエルベ川があり、
淡水魚と海水魚の両方がとれ、よく食べられています。
ダニエル・ヴィッシャーという老舗の魚料理店の
「タラのフィレ」「カレイのバターソテー」など、
とても美味しくておすすめです。