


グーテン・タ―ク(こんにちは)。ドイツのハンブルク出身のジモンゼンです。
日本に住んで27年になります。
子どもの頃かわいがってもらった祖母から話を聞いて、
日本の文化、日本人の考え方について興味を持つようになりました。
ドイツの大学卒業後、より深く日本を知りたいと思い、来日しました。
14歳から柔道をはじめ、空手や弓道など、
日本の武道全般にチャレンジしました。
その後、形意拳という中国武術に出会い、
立禅と共に生きがいになっています。
現在、語学講師の仕事をしながら、
地域で、言葉を通じた交流・相互理解・助け合える場づくりの活動をしています。
ドイツの自然、食文化、好きなところについて紹介します。

ハンブルクはドイツの北部に位置し、
エルベ川の河口から約100キロメートルほど入った港町で、
ドイツで最大のコンテナ港です。
日本の横浜港と姉妹港でもあります。
私は海の近くにある横浜の雰囲気がハンブルクと似ていて、
とても好きで、よく行きます。
私が育ったのはドイツ人が一般的に住む集合住宅がある郊外で、
家には本がいっぱいありました。
家の周囲には自然がたくさんあり、緑に親しみながら育ちました。

都市の緑には、街路樹や公園の他に、
線路沿いなどに木イチゴやブラックベリ―もたくさん見られます。
自由に収穫する事ができ、
子どもの頃、両親と木イチゴ狩りに行きました。
森にはブルーベリーがあり、ミルクと砂糖で食べました。
ニワトコの木の実のスープはよく飲みます。
5月にはライラックの花が美しいです。

エリカは花の名前で、ドイツではハイデとも言います。
ハンブルクを起点とするエリカ街道は、北のロマンチック街道とも呼ばれています。
このエリカ街道にある「リューネブルガー・ハイデ」は、
自然保護地区に指定されており、車の乗り入れが禁止され、
徒歩で散策したり、馬車で移動したりします。
この地域で昔から盛んなものは、羊の飼育と養蜂です。
放牧される羊は、小さな木の芽も食べてくれるので、ハイデの景観を守っています。


ハンブルクの魚料理
ドイツといえば、ソーセージ、
じゃがいもの料理がよく知られ、
魚料理のイメージはあまりないかもしれません。
ハンブルクには、大きなエルベ川があり、
淡水魚と海水魚の両方がとれ、よく食べられています。
ダニエル・ヴィッシャーという老舗の魚料理店の
「タラのフィレ」「カレイのバターソテー」など、
とても美味しくておすすめです。
